株式会社プレステージシューズは紳士革靴商品の企画・販売を手がけ、主にヨーロッパ、アメリカの本当によい靴だけを販売しているインポートシューズのセレクトショップ「トレーディングポスト」を運営する企業です。今回はSTORECAST運用担当の小沼様にお話を伺いました。株式会社プレステージシューズ(左から)総合企画部 デジタル推進担当 マネージャー小沼 様総合企画部 デジタル推進担当藤井 様業務内容を教えてください。小沼様:セレクトショップ「トレーディングポスト」を展開する株式会社プレステージシューズの小沼です。主にECサイトの管理や運用を中心に、STORECASTの運用などデジタル領域全般を担当しております。STORECAST導入までの背景について教えてください。近年、消費行動が大きく変化している中で、オンラインで情報収集だったり、購入することが当たり前の時代になってきまして、こういった状況の中、弊社でもデジタル化による集客強化につなげられればと考えていました。STORECASTを選定いただいた理由はなんですか?小沼様:STORECASTを活用すればGoogleマップとGoogleショッピングが連携することで売上増加が見込める点、そしてGoogleビジネスプロフィールを一元管理することで作業効率の改善が見込めるのではないかと考えました。また、弊社はトレーディングポストという高級革靴のセレクトショップを全国直営7店舗展開していますが、STORECASTでGoogleビジネスプロフィールの運用効果を可視化することで、店舗スタッフのモチベーションアップに繋がるのではないか、そしてローカル対策を行っていきたいというところがあり、STORECASTの導入を決めました。STORECASTはどのように運用されていますか?小沼様:はじめはGoogleビジネスプロフィールの運用の効果がよくわからない状況だったので、本社主体で行っていましたが、店舗での運用を見据えていたため、いくつかの店舗に協力してもらい、意識的にGoogleビジネスプロフィールを運用してもらいました。その結果、運用していた店舗でユーザ 数やインタラクション数といった数値が大きく増え、Googleマップを見てきました、とお客様に言っていただくことがあり、店舗スタッフが効果を実感することができました。そこから別の店舗にフィードバックして少しづつ運用していく流れになり、今ではほとんど店舗のほうで運用をしています。店舗スタッフにGoogleビジネスプロフィールの効果を実感してもらえたのが大きかったです。STORECASTを導入したことで得られた効果を教えてください。小沼様:インタラクション数が前年比で20%以上増加しました。店頭でも来店のきっかけとしてGoogleマップを見てきました、と言っていただくお客様がすごく増えたという報告があがってきています。管理画面上での数値も大事ですが、今お店を探して来店されたという声も多く、リアルタイムでの来店につながっていて、それが売上増加の一端になっていると感じています。 弊社はかなりニッチな商材を扱っているので、競合が意外に少ないということもあり、Googleマップに力を入れている競合他社がまだ少ない状況です。でもその状況だからこそ、結果に繋がったのかなと思います。注力しているマーケや施策はありますか?小沼様:今年に入ってからInstagramとGoogle広告を開始しました。弊社はECでも売上を上げていきたいのですが、高額な商品を取り扱っています。商品によりサイズが異なるため、中々ネットの情報だけでは購入していただけません。まずは店舗に来店していただき、実際に履いて体感していただき、その後ECに再訪されるというサイクルを作りたいと考えていて、そのために店舗への送客を目的とした広告を展開しています。また、インバウンドに関しても取り組んでおりますが、店舗ごとにばらつきがあるのですが、特に渋谷や京都などのインバウンドが多い店舗は、翻訳ツールなどを使いながらコミュニケーションしています。事前にネットで検索して来店されるお客様も意外にいて、店舗対応もスムーズです。ただ、大きいお客様が多いので、サイズを取り揃えるのが課題です。 先日自動翻訳機能をリリースしましたので、インバウンド対策にもぜひご活用ください。機械翻訳よりもより人間らしい文章を作成可能です。小沼様:わかりました。あとで試してみます。今後の運用について/STORECASTに求めることはありますか?小沼様:弊社は必ずブログで情報をあげているのですが、そのブログの情報をAIを使って、最適な内容にして自動でInstagramやGoogleビジネスプロフィールにも投稿できるようにしてほしいです。文章量が多く、そのままでは他プラットフォームでは使いにくいため要約が必要で、手動でInstagramやGoogleビジネスプロフィールに投稿しているので、工数がかかっています。また、Google広告のキーワードプランナーとリンクして、例えばサンダルというキーワードが調べられているから、この内容を投稿したほうがいい、といったアシスト機能があると便利だと思います。店舗スタッフは他にする作業も多く、検索キーワードのボリュームまで調べている時間がなかなか取れないため、効率化できるところはしたいと考えています。そして、Googleビジネスプロフィールのコンサルティングを受けて、そこで数字が大きく改善しました。今までやみくもに運用していたのを、次はこのキーワードを狙っていきましょう、投稿回数はこれくらいを目指しましょう、という具体的なアドバイスをいただき、それを実行していくと数字が上がり効果を実感できました。何をやっていいのかわからない、どうしたら効果が出るのか、そういったことを知らないと続けられません。定期的にコンサルティングを受けていない企業さんでも、無料のコンサルティングを受ける会があったら、効果を実感できると思います。ー本日はありがとうございました。