「THREE」「FIVEISM × THREE」といった魅力的な化粧品ブランドを生み出している株式会社ACRO様。今回は、STORECAST導入の経緯や成果、今後STORECASTに求めることについて伺いました。株式会社ACRO ECチーム (左から)杉元様、佐藤様、西村様STORECASTの導入経緯についてお聞かせください。佐藤様:2022年1月からD2C 事業部を会社として立ち上げたタイミングで、店舗売上が9割以上とEC売上は伸び悩んでいる時期でした。D2C事業部のミッションはオンラインとオフライン、両方を相乗して売り上げを上げていくことでして、OMO施策を0からどうやって実現していくのかというのが課題でした。その際、まずシンプルにオンラインからオフラインにお客様をどう送客出来るかと考え、わかりやすくできることは自分でもよく使っていたGoogleマップではないかと思い浮かびました。まだ弊社でGoogleビジネスプロフィールを活用できておらず、化粧品、特に百貨店に入っている化粧業界でGoogleマップを活用している事例もない中でした。当時60店舗ぐらいだったのですが、この数の店舗情報がWEB上に載っている状態になるだけでもそれなりの効果があるんじゃないかと考え、Googleマップを中心にGoogleのサービスを店舗の情報という文脈で活用したいと思い、お声がけさせていただきました。STORECASTを導入した一番の理由はなんですか?佐藤様:やはりGoogleビジネスプロフィールで店舗情報をまとめて管理できるところが非常によいと思います。店舗独自で管理するのではなく、本社が能動的に活用していくことで店舗は効果を受けられ、今後店舗が増減したとしても安定して稼働できることが良いと感じました。STORECASTを導入した効果をお聞かせください。佐藤様:そもそもどれぐらいのユーザーに見られているのか、そのうちのインタラクションはどれぐらいあるのか、店舗別に数値化してどういった状況なのかをレポートで把握できることに価値があると思っています。 プラスで一定ブランドサイトへのトラフィックが得られること、店頭への電話やルート案内が発生していることが導入することによっておきたアクションとして得られた効果として考えております。実際、当初はGoogleビジネスプロフィールを活用できていませんでしたが、運用してからGoogleマップユーザー数が100%以上上昇しています。中でも間接キーワードで【コスメ】約500%、【化粧品】約370%、【香水】14,000%、ルート検索数約20%増と非常に伸び、新規のお客様へリーチ出来るようになったのではないかと考えています。コスメや化粧品などユーザーが検索しやすいキーワードが非常に伸びたという印象があるのですが、その影響はあったのでしょうか?佐藤様:そうですね、サイトに来てくれる人はブランド名「THREE」で検索してくる方がほとんどなので、コスメなどのビッグワードで当社のブランドを認知するきっかけを作れているところは、指名キーワードだけでしか検索されていないところと比べると価値が大きいのかなと思っています。 「Googleマップを見て来ました」といったGoogleビジネスプロフィールを運用してお客様が増えた実感はありますか?佐藤様:どちらかというと間接コンバージョンに寄与していると思っています。基本お客様はSNSや口コミサイトを見て興味を持って、その後にGoogleマップを見て店舗へ行く、という流れをシームレスにできるところがSTORECASTのサービス価値だと思っています。SNSで当社の商品を知って興味を持っていただいた時、検索性が悪いとそのあと店舗まで行くのを諦める人が大半だとは思っているので、間接的な効果が生まれているのかなと認識しています。ECサイトのフィード改修もご支援させていただいておりますが、いかがでしょうか?佐藤様:Googleマーチャントセンターのアカウント開設からご支援いただいて、アイテムフィードの運用といった基礎的な支援から、オーガニックでの流入数を増やすためにアイテムフィードをどう最適化させるかといったご提案や弊社のSKUの組み方が特殊な部分があるにもかかわらず、フィード作成の柔軟な対応といった実践的な支援もしていただいているところが非常に助かっています。Patheeに任せたいこと、任せて良かったことはございますか?佐藤様:広くGoogleのアップデートに関して共有いただいたり、デジタル集客施策、Googleアナリティクスでのサイト分析など、STORECASTのサービスにとどまらず、Googleのサービスを活用したビジネスをやっていく上でのパートナーとして、御社とお付き合いができて良かったなと思っています。 最近だとフレグランスを新しく出しましたが、香りは実際に体験しないとなかなか興味を持てないと思うので、そういった店舗やポップアップショップ、ワークショップでリアルの場に人を集めてプロモーションを行うスキームを実施をしています。ポップアップショップは予約制にしているのですが、どれくらいのお客様に予約していただくか、どういうスキームを使うべきか、どうやってレコメンドするか、内製でやっているのでまだまだ改善ができると考えています。体験としての価値が高い、かつ効果的なプロモーションになるためにどこから手をつければいいのか、店舗にお客様を連れてくるためのデジタル上でのコミュニケーションを取るというところが御社の強みだと思うので、その部分をご支援いただけると非常にありがたいと思っています。杉元様:Googleマップに店頭商品を自動掲載するライトOMO機能は凄く良いですね。またOMOを実践的に実施する上で前提知識含めて伴走しながらキャッチアップしてくれたのは助かりました。新商品発売情報と紐づいて電話数が増えるのは想定していましたが、レポートで報告を受ける際に電話だけでなくルート検索も増えているということは発見でした。以前は電話でお問い合わせいただくことが多かったのですが、最近はルート検索で来店されている印象です。InstagramがGoogleビジネスプロフィールと紐づけられるので、私がお客様の立場だったらGoogleマップを見るときに情報が出てくるので嬉しいなと思い、良かったです。またGBPの写真も自分達で編集できると思っておらず、また綺麗な写真も撮影下さり、綺麗になったのは会社的にも良かったと思っております。他のメーカーさんもそうですが、弊社もブランドイメージを凄く大事にしています。顔となる店舗の見栄えはとても重要だと考えていますので、Googleマップの店舗の写真を御社に撮っていただいたものに変更できたので、会社的には嬉しかったです。写真の変更ができるとは思っていなかったので発見でした。西村様:店頭のお客様の動きは売上や新商品の反応が良い・悪いなどは見ているのですが、実際このキー ワードで検索して問い合わせがあったのか、というのは今まで出来ていなかったのでそこはすごく良かったなと思います。ー佐藤様、杉本様、西村様、本日はありがとうございました。